ごあいさつ

第9回海外公演:ウィーン公演(6月27日)を無事終えて、団員一同6月30日帰国いたしました。
クーデンホーフ・光子生誕140年の記念すべき年に、所縁の地ウィーンでオリジナル作品「MITSUKO」を上演することは、私どもの夢でしたが、ウィーンっ子は保守的、しかも劇場は数が多く、日本からの独自のバレエには興味を持たないと、皆から言われた中での開催決定でした。
しかし、公演当夜はウィーン・ミュージアム・クォーター・ホールE(MQ Halle E)を満場の観客で埋め尽くすことができ、劇場支配人から「桧垣バレエ団は奇跡を起こしました」と評価していただいたのです。
光子の嫁いだカレルギー家からも10名ご出席いただいたこと、中でも、ジャーナリストとして著名なバーバラ・カレルギー女史は楽屋へ「私たちは、今夜、祖母、曾祖母のみつこさんに会うことができたわね」と仰ってくださりました。
曾孫のお一人は「私の名前は、MITSUKOです」と、その言葉に、私どもの心はギュッとつかまれ、まさに感動の夜でした。

この経験をさらに、次に生かしてまいりたいと存じます。
どうか、変わらぬご支援ご指導をよろしくお願いします。

ここにウィーン公演のご報告をさせていただきます。


平成26年7月2日
一般社団法人桧垣バレエ団 理事長 桧垣美世子
小西裕紀子